鬼ごっこ中に唇が接触 神戸市の男性教諭
神戸新聞NEXT 2018/3/30(金) 19:36配信
神戸市教育委員会は30日、男子児童の口に接触するなどした男性教諭(60)を戒告処分に、通勤手当を不正受給した男性管理員(51)を停職(15日)処分にした。いずれも神戸市北区の小学校に勤務しており、男性教諭は31日付で定年退職となる。
市教委によると、2016年4月ごろ、教諭は児童らと鬼ごっこ中、男子児童とともに床に倒れ込んだ。その際、教諭の口と児童の口が接触したという。翌日、別の男子児童の口にも接触したという。
市教委の調査に教諭は、「男子児童がいじめられているのではないかと心配していた」と説明。2日続いて鬼ごっこをしたのは「鬼役の自分に男子児童が再び差し出されるかどうか確かめたかった」としている。また、17年6月には、この児童の腹部を触ったという。教諭は「肥満気味で、保護者に健康管理を提案したが理解が得られず、説明のために腹を触った」と話しているという。
ともに不適切行為であることは認めつつも、男子児童の口に接触したことについて、性的な目的は否定している。市教委も鬼ごっこの事案について「調査の結果、キスとは認定していない」とした。
また、管理員は15年11月から17年9月にかけて、バス通勤と届け出ていたのに、徒歩で通い通勤手当約18万円を不正受給した。市教委の調べに「体を鍛えたいと歩いていたが、通勤届の変更をし忘れていた」と説明している。
一方、同市は今年1月、自宅で口論になった妻にナイフを見せて脅したとして暴力行為法違反の疑いで神戸北署に現行犯逮捕され、後に不起訴処分になった建設局の男性職員(52)を減給10分の1(1カ月)に、印刷業者の納品が遅れた際、「ペナルティーを受けたら気の毒だ」と、自らが納品検査をしたように調書を作成するなど不適切な事務処理をした環境局の男性職員(44)を戒告処分とした。